キリロムグループCEO 猪塚武 のブログ

キリロム グループ CEO 猪塚武のブログです。キリロム工科大学やvKirirom Nature Landなどの事業の話を書きます。

キリロム工科大学日本人一期生の現状と二期生の入学試験結果について

vKiriromグループ CEOの猪塚武です。キリロム工科大学の理事長も兼務しています。

キリロム工科大学の日本人一期生にの現状についてご報告します。

  

2018年度の春入学には16人の日本人一期生が入学しました。

その後自主退学者が4名(2名は目標のミスマッチ)、休学が3名(病気による休学が2名)、ホスピタリティマネジメントへの転学科が1名で現在の先端IT学科に在学中の日本人一期生は8名となっています。

 

 そして2018年度の前期・後期が終わり11科目のテスト全てを一発でクリアーできた日本人一期生は1人だけでした。二年生への進級を目指す残りの7人の一期生は現在4月末の追試に向けて準備をしています。キリロム工科大学では追試は何度も可能なので、進級に向けた挽回は可能だと思うのですが、追試前の日本人一期生の成績の平均は英語力不足からだと思われますが、カンボジア人学生の成績の平均よりも低い状態にあります。8名全員が二年生に進級できることを期待していますが、2名の学生には留年の恐れがあります。

 

ここまでが日本人一期生の現状です。毎年状況を報告するべきかどうかは迷いますが、初年度と二年目は公開した方が良いと思うので来年も公開予定です。

 

一期生の状況を分析して二期生は英語の入学基準を英検2級同等以上としました。このことにより、昨年度はIQテストや数学で落ちた受験生が結構いたのですが今年はそこで落ちた学生はいなくなりました。もう少し気軽に受けてくれてもいいのにと思います。コンピューターサイエンスを目指す日本人高校生が日本の高校を出て英検2級を取得するのは簡単ではないのだと思います。

 

キリロム工科大学では来年度から指定校推薦制度を廃止するのですが、今年は高校と密接に連携を取りながら一般入試よりもレベルが高い学生に絞って指定校推薦を受け入れました。先端IT学科の入学者は現在までのところ15名(一般入試13名)ですが、日本人二期生からの退学者が出ないことを祈っています。国際ホスピタリティ経営学科にも日本人が3名入学予定ですので日本人入学者数は合計で18名となり昨年を上回る予定です。

 

カンボジア人学生の入試倍率は20倍を超えますが、日本人学生の入試倍率は今年は 1.6倍程度で、合格できなかった方は面談の結果です。以上がキリロム工科大学日本人2期生の3月末までの入試結果速報です。

 

2019年度の春入学はまだ受け付けています。ギリギリ6月からの入学であれば大丈夫です。キリロム工科大学は授業を全てビデオで録画してもらっていますので、少し遅く入学した方には頑張ってキャッチアップしてもらいます。


vKiriromグループ CEO
キリロム工科大学 理事長
猪塚武