vKirirom(ブイキリロム)猪塚武 のブログ

vキリロム Group CEO 猪塚武のブログです。キリロム工科大学やvKirirom Nature Landなどの事業の話を書きます。

キリロム工科大学の学食のクオリティーについて

  キリロム工科大学の食事のクオリティーに関して質問があったので整理したものを書いておきます。まず最初にキリロム工科大学はカンボジア人には「学費生活費無料の大学」であり、日本人には「学費生活費(実質)無料」の大学です。大学に行く用意できない家庭に生まれた学生が下克上を達成してグローバルで成功することを目標にした大学であり、ブルーオーシャン戦略に沿ってデザインされています。食事の予算は限られていてかつビュッフェスタイルなので食べ放題です。カロリーあたりの費用対効果はとても高い食事になっています。この食事に対して一部の日本人学生から不満が出ていることを受けて現在対策を売っています。対策の方法は食事の有償アップグレードです。

 

というのは大学があるvKirirom Pine Resortはリゾートであり、設立当初は食事が美味しいことが話題になったほどです。学食での食事に不満がある学生が有償でアップグレードできれば問題は解決すると考えています。ただ、アップグレードの方法にも課題があります。お金がない学生が多いのでリゾート向けのレストランでステーキを食べていると嫉妬の目で見られることもあります。そこで、食費とプノンペンへのシャトルバスの往復と洗濯代をポイント制にしてそれを選択した食事に使えるようにします。日本人学生はカンボジア人学生ほどプノンペンとキリロムの間を往復するニーズもないかもしれないので、その予算を食事のアップグレードに使えば良いと考えています。学生によっては1日2食にしてアップグレードしたいという人もいるかもしれません。

 

しかし、アップグレードはオペレーション的に簡単ではありません。そこで2次元バーコードと付与したポイントでの携帯決済ができる仕組みをカンボジア人学生が開発しているところです。開発した第一バージョンはリリースされたのですが、コンセプトにミスがあり現在修正が必要となっています。

 

f:id:izukatakeshi:20190414175109j:plain

キリロム工科大学の学食

日本人学生の中には「何でも食べられるし、カンボジア人とも仲良くなれる」人もいるのですが「食事の要求レベルが高く、カンボジア人となかなか仲良くなれない」人もいます。後者の学生のために学食の予算を増やすことはできませんので、二期生以降の日本人学生には「学費・生活費(実質)無料の大学だが、食事のアップグレードは有償」という風に説明しようと思っています。どこの国に行って何の食べ物を食べても大丈夫という学生さん以外はアップグレード用のお金を持ってきてくださいね。

 

また、現在の学食は近くの村の住民が調理しています。プロジェクトのスタート時にキリロムの山の上に住んでいる住民の仕事の面倒を見るようにカンボジア政府から言われているので、カンボジア人スタッフも食事をする学食のスタッフは今後もキリロムの村人ですし、学食は基本的にカンボジアのまかない飯のままです。一方で新しいフードトラック で大学の近くでサンドイッチなども販売する予定です

 

vKiriromグループ
CEO 猪塚武