ビジネストラックであってもシンガポール帰国時に14日間のホテルでの強制隔離が必要になったということで大騒ぎになっていたシンガポール在住の日本人ですが、日本ーシンガポールー日本という形の日本発のビジネストラックは特に変更は受けずこれまで通り動いています。12月末のビジネストラックの申請が11月末に通ったので確実です。ただし、ビジネストラックの申請の通過率がどうなったかなどは不明です。
9月の頭からシンガポールに行ってきました。成田空港はまだガラガラですが、5月にカンボジアに行った時にはひとっこ一人いないレベルだったのでそれから考えると若干でも人がいました。世界は回復に向かってます。
シンガポール国際空港に到着してみると成田空港同様ガラガラなのですが、入国にとても時間がかかるようになっているのでイミグレーションは混雑していて1時間近く待つことになりました。
空港からバスに乗って到着した強制隔離施設ですが5つ星ホテル。リッツ・カールトンやマリーナベイサンズではないのですが広くて快適です。運・不運があるそうなのですが、私の場合はハズレではありません。三等賞くらいでしょうか。
14日間の部屋から一歩も出られないとなると大変なのですが私の場合はほとんどの仕事がオンラインでできるので以外と快適でもう一回やってもいいかなというレベルでした。しかし、今月11月からは強制隔離の必要はなくなるので普通のホテルに滞在することになりますのでもう強制隔離はありません。
食事はとても残念なレベル。特に朝ごはん・・・。でもオンラインで買ったものは普通になんでも届きますし、UBER EATSも問題ありません。私の場合はダイエットに効果がありました。
5つ星ホテルなのでランドリーサービスなどは普通にあるのですが特に値下げされているわけではありません。人生で初めて5つ星ホテルで洗濯してみました。CAさんのブログを参考にしましたが、タオルに包んで踏むという脱水方法はすごい。ありがとうございました。
14日間の強制隔離中に私の誕生日を迎えることになりました。隔離中でも5つ星ホテル。こんなケーキを持ってきてくれました。
強制隔離の11日目くらいにPCRテストを受けなければならないのですが、それまで部屋から一歩も出られなかったので一回下の検査場に行くのも小旅行でウキウキです。でもPCRテストはもう受けたくない・・・。
無事、PCRテストは陰性で強制隔離も終了です。ホテルの皆さんには笑顔で見送ってもらえました。ちょっと痩せたかな。
シンガポールに来てみるとコロナの市中感染はほぼ発生していなくて、日本よりも全然安全です。カフェの定員が半分になっているので行ってみたスターバックスは全て満席でした。人々は街に出始めています。海外旅行ができないシンガポール人が行く場所もあまりなく、セントーサのホテルに宿泊することを自慢している知人もいました。シンガポールもマイクロツーリズムです。マリーナベイサンズにできた海上に浮いているApple Storeは大人気で最初に行った時は6時間待ちでした。諦めて別の日に出かけました。何人が実際に商品を買っているのかなという感じです。
シンガポールでは多くの旧友と会いましたが、ミーティングは5人以内でなくてはならず食事やカフェのタイミングでしかマスクを外せないので大変です。日本と違ってルール違反はビザ剥奪・罰金・国外退去になることもあります。やはり明るい北朝鮮かと再認識させられます。
知人との食事ではいろいろな食事を奢ってもらいましたが、チキンライスもこんなにいい感じのものがあるんですね。
マレーシア料理と中華料理が統合されたパナラカン料理も満喫することができました。
Facebookで友達が宣伝していた有名な四川料理店にも行ってきました。
シンガポールでは限られた時間で5人の制限のなかでできるだけ多くの人と会うことができたと思います。ベンチャーキャピタルとして成功し100億円を調達したばかりのPaulとも会いましたが我々のビジネスモデルに対する評価を色々としてもらいました。
空港までは友達に送ってもらい、空港で食事をすることにしたのですがチャンギ国際空港の駐車場もガラガラです。(我々の車以外は一台もいなかった。)
空港の駐車場に車がいないということは当然空港にも人はいません。
昨日はシンガポール国際空港が飛行機を使ってレストランをしているニュースがありましたが、国内線を全く持たないシンガポール航空が苦境に陥っていることは誰が考えても一目瞭然で国内市場を持つ日本の強みを再認識させられました。
知人が星野リゾートで働いているのですが1月末まではGOTOキャンペーンで満室。これは例年よりも良い状況だと聞いていますが、海外に行けない人たちがGOTOキャンペーンに乗って国内旅行に殺到しているということですね。
Facebookを見ているとなんだか釣りが流行っているなぁと感じていました。コロナがなければ経営者仲間と一緒にトルコ・ウクライナ旅行に行く予定だったのですがその予算は瀬戸内海旅行と釣りということになりました。これもポストコロナで起こっているマイクロツーリズムの流れなんだと思います。シンガポールでもプレジャーボートを借りるのが簡単ではなくなっていると関係者が言ってました。
観光で海外旅行はできなくなっていますが、ビジネスではできます。シンガポールにもカンボジアにもビジネスがある私はこの3カ国であれば行き来をすることができます。14日間の自主隔離は大変ではありますが、定期的に3カ国を行き来しながらビジネスをコロナ渦でもやっていきたいと思います。今年は5月と9月にカンボジア・シンガポールに行きましたが12月にも再度シンガポールに行く予定です。
vKirirom group CEO
キリロム工科大学 理事長
猪塚武
皆様、キリロム工科大学理事長の猪塚です。
カンボジアのコロナ事情は少し以前説明したように、一言で言えばコロナの封じ込みには成功しています。しかし、その一方で国境は封鎖され鎖国に近い状況になっていてアンコールワットに訪れる短期訪問の外国人観光客は限りなくゼロです。
この影響はキリロム工科大学の事業にもありますが、影響として大きいのは日本やカンボジア国外からのキリロム工科大学への視察ができなくなってしまったことです。
Postコロナ、Afterコロナを見据えてキリロム工科大学のリモート視察のようなものを考えてはいますが、そもそもの日本側でのセミナーの開催自体が今年の3月以降はできてません。
そこで新しい試みとしてオンラインでのキリロム工科大学のバーチャルカンパニーのピッチイベントを開催することにしました。詳しくは下記のベンチャー系のメディア「BRIDGE」で ”カンボジア・キリロム工科大、学生らによるスタートアップのデモデイをオンライン開催。——日本のエンジェル投資家ら約50名が参加” という記事になっているのでそちらをご覧ください。「デモデイ」という表現が正しいのかもしれません。8社の事業の詳細かつ的確な説明が書かれています。
今回のイベントを主催したのは新しくできたブイキリロムインキュベーションセンターという部門です。今回のイベントは日本語と英語を混在させたことによる問題がありました。11月ごろには再度、英語のみでキリロム工科大学バーチャルカンパニーピッチイベントを開催してみたいと思います。
今回のピッチイベントで急速に頭角を表したのがZeal(ジール)というバーチャルカンパニーです。将来有望なキリロム工科大学の3年生が率いている会社で、不動産テックまたは建設テックの分野に位置する企業なのですが、日本とカンボジアの市場がニーズが違っているのでどちらにフォーカスするかを市場ニーズを見ながら判断します。
1年以上前から開発を続けているLen of realtyという会社ですがVRを使った語学学習ソフトが完成に近づいてきました。半年ほど前に1度完成したのですが、その後の切りロム工科大学内のユーザーテストが不評で再度作り直すことになってしまいました。キリロム工科大学の1年生と2年生は全員Oculus Goを持っていて、VRのユーザーテストにはとても良い環境になっています。
今回ピッチのメインセッションに登壇したバーチャルカンパニーは8社ですがそのうち2社は法人化が決まっています。残りの6社のうち1社でも多く法人化が決定することを関係者一同願っています。
キリロム工科大学理事長
猪塚武