猪塚武のブログ

世界情勢やIT・AI・グローバル教育についての意見を書きます。

米国大統領選挙の結果に思うこと

「長文注意」米国大統領選挙にはみなさん色々な思いがあると思いますが、これは動かせない事実であり、すでに過去のことですので、新しい世界に向けて私たちは日本は世界はどうするかを考えなくてはなりません。どんなにピンチに感じられてもそれはチャンスであることが多いです。私の知人が今回の選挙結果を見て以下のコメントをくれました。 「ウルトラマンはウルトラの国に帰ったので、地球防衛軍は自主防衛しましょう。マキアヴェリ曰く、他国の軍隊に自国を守ってもらう国に未来はない。」 米国の私がとても信頼している知人は「トランプは嫌いだけどトランプに投票する」と言っていました。アメリカのインフレも治安の悪化も貧富の格差の拡大も異常であり、サステイナブルであるとは全く思えません。アメリカの借金の増え方も尋常ではありませんし、過度のポリコレが活力を奪っています。アメリカが抱えている病理は大きく、アメリカ市民の皆さんの多くが究極の選択をしたのだと信じています。 民主党がカマラさんではない候補を出していたら状況が変わった可能性があると思います。経済政策や移民政策に強い候補者です。ネットの時代には候補者の資質はすぐに見抜かれてしまうので隠すことはできません。今回は大統領選挙も上院下院も全て共和党のトリプルレッドになりました。民主党の皆さんには次回の大統領選挙に向けてゼロから国を良くする方法を考えて欲しいです。 今回もソーシャルメディアが選挙に大きな影響を与えました、日本においてもその要素が日に日に強くなってきています。政治家の一丁目一番地はソーシャルメディアになる可能性が高いと思いますし、それを怠ればおかしな党に政治を乗っ取られてしまうリスクもあります。イーロンマスクのようなスーパーお金持ちが政治に影響を与えられるようになっていることも事実です。民主主義がピンチを迎えているとは思いませんが、テクノロジーの進化について行っていないことは事実だと思います。平和のためのイノベーションが必要な時代です。 もし、ウクライナ戦争が如何なる形であっても終わり、第三次世界大戦の危機が遠のくのであればトランプが大統領に再選されたことは正しい意思決定だった可能性があります。 繰り返しになりますが、ピンチはチャンスです。ここからの舵取りが大切になると思います。