キリロムグループCEO 猪塚武 のブログ

キリロム グループ CEO 猪塚武のブログです。キリロム工科大学やvKirirom Nature Landなどの事業の話を書きます。

デルタ変異株の感染力が強くて・重症化リスクが高くても、日本は年内に経済活動を再開できます。

Facebookの投稿を見るとデルタ株に対する悲観論が主流になっています。

しかし私は日本国内のの経済活動は来年の頭から普通に戻るという意見を変更しません。さらに言えば、デルタ株になったことで日本の経済再開はより早まった可能性さえあると思います。とても悲観的になっている人を元気づけるために、私の考えを説明させてください。

1.デルタ株発祥の地インドはどうなったのか?

デルタ変異株発祥の地であるインドは感染爆発がありましたがその後どうなったのか?感染爆発はおさまっています。おそらく理由は「大半の国民が感染したから」だと思います。デルタ変異株の感染力が強いということは全員が感染するまでの時間も短いということなのです。

 

2. インドと日本の違い

インドでは多くの方が亡くなりました。日本もそうなるのかと言えばそこは違います。日本はワクチンの接種スピードがすごく早く120万回/日という驚異的なスピードです。これまでに1億回の接種が終了しており、このスピードを3ヶ月継続すれば全国民が2回のワクチン接種が終わります。デルタ株は感染力が高くて重症化リスクが高いと言われていますがワクチンを2回接種した後に重症になる方はとても少ないです。インドのワクチンはファイザーやモデルナのようなデルタ株に対して効果的なものでもなかったと思います。日本は3ヶ月間我慢するだけで良いのです。

 

3.ワクチンの順番待ちの方だけを3ヶ月間守る政策に変更

ワクチンを接種しないと決めている方は多いと聞きます。今回のコロナの感染力を考えると終息の条件は下記ではないかと思います。

(ワクチン接種による抗体獲得者数)+(コロナ感染による抗体獲得者数)>(人口の80%-90%)

日本ではワクチン接種は国民の選択です。コロナ感染の重症化リスクはロシアンルーレットのようなものなので多くの方は重症化しませんから、ワクチンを接種しない自由があっても良いと思います。従って政府としては3ヶ月間ワクチンの順番待ちの方だけを保護する政策で良いと思います。

4.経済も守るべき

日本の飲食業は大きなダメージを受けています。これから3ヶ月、ワクチンの順番待ちの方を徹底的に守る政策を政府は取るべきだと思いますが、同時にワクチンを2回接種した人はコロナ前の倍くらい外食を使い・旅行に行って欲しいと思います。

 

5. ワクチンを打たないと決めている人も減るはず

政府がワクチンを打つかコロナに感染するかどちらかしかないというアナウンスをすることによりワクチンを打たなくてもコロナを乗り切れると考えている人の多くがワクチン接種を待つ側に流れると思います。結果としてこれから3ヶ月のワクチン接種者の数はデルタ株出現前の予想よりも増えることになると思います。ワクチンを打たない自由はあるので政府はワクチン接種を強制はしませんが、3ヶ月後には街に出ればコロナに感染するのが普通な時代が来るということをきちんと伝える必要があると思います。

 

6. 結果としての日本のコロナはインドのように年内に収まります。

現在の日本は緊急事態宣言・蔓延防止と言いながらもワクチンを接種した人やワクチンを打たないと決めている人は積極的に活動しています。すでに上記の政策に事実上なっているのです。重症化しなければ病院に行けないという宣言もこの方向に沿った考え方だとも考えられます。なので我々国民としてはこれから3ヶ月間はコロナになっても病院にはいけないのでワクチンの2回接種が終わってない人は自主的にロックダウンをするべきだと思います。またワクチンを2回接種した人は緊急事態宣言・蔓延防止に関わらずコロナ前以上に経済活動を行って経済を支えることで日本国内は来年から通常の経済活動に戻れると考えています。

 

7.必要以上に悲観的にならないでください。

私がこのブログを書いたのは必要以上に悲観的になる必要はないということをお伝えしたかったからです。繰り返しになりますが、ワクチンを2回接種してない人は会社になんと言われようとこの3ヶ月間は一歩も家の外に出ないほうが良いと思います。

 

(追記)大阪府の分析データ

下記は大阪府の分析データです。

#1. ワクチンを2回接種して2週間経過した人は大阪で重症者ゼロ・死亡者ゼロ
#2. ワクチン2回接種は国民の30%以上に達しているのに、感染者におけるワクチン2回接種者は0.3%しかいません。

上記の1と2を合わせるとワクチンを2回接種するとほとんどコロナにかからないことに加えてコロナに万が一なっても死なないし重症にならないということかと思います。

120万回/日の接種ペースを維持できるのであれば、日本でのコロナパンデミック収束まで残り90日と言い切って良いと思われます。 

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